日本酒安すぎ!日本最高のプレミア日本酒でさえも世界最高のワインと比べたら絶望レベル…
TOPICS
十四代とはどんな日本酒か
市場価格の決定について
日本酒は安すぎる!世界を見よう!ワインの場合はどうなのか
ワインの王様ロマネコンティはいくらなのか、 その価値づけはどんな感じなのか
日本酒業界のこれからの進化
あらすじ。十四代に関する一つのコメント
先日日本で最も最高級の日本酒十四代についてのレビュー動画を撮ったんですけども
そこでこのようなコメントがありました
""転売屋をある種容認するかのようなネット価格での購買を促す言動は如何なものでしょ。
1杯単価いくらで売ってるか知らんが、
数少ない日本酒に重きを置いたYouTuberだけにガッカリや。""
このようなコメントをいただきました。
で十四代という商品に関してSNS発信すると今回に限らず 度々このような議論になることが多々あります。
ここに関して私の見解を誤解を招かないようにしっかりと伝えていきたいと思っています
十四代とはどんな日本酒なのか

十四代という日本酒を知らない方もいらっしゃると思いますのでまず十四代のことを
ご説明したいと思います
日本で最も最高級の日本酒ということでなんですが
一番高いので十四代龍泉というのがありまして
これが今年の初めで価格を確認した時に一本あたりの値段が 720ミリリットルの四合瓶で60万というのがありました(現在45万円)
しかしこの龍泉の酒蔵が出している定価の値段は一本あたり15000円なんです
40倍の値段がついているわけでございます
ここに関して日本酒愛好家の中でいつも物議を醸す話題になっていますして
転売屋が40倍の値段をつけて売っているわけです
私もここに関しては自分で作っていないものを転売をして稼いでいるのは
楽をして大金を稼いでいるような気がしてどうかなと思っていますし
私だったら酒蔵様の想いを大切に伝えていきたいので心が痛くて転売なんてできないと思います、、
少なくとも酒蔵様の信用とか皆無ですよね。
しかし
ここで一つ立ち止まって考えたいんですけれども
なぜそこまで十四代龍泉にかんして高値がつくかっていうところで
そもそもの市場価格の概念についてお話をしてきたいんですけれども
市場価格という概念について
どんな物でもどんなサービスでも付加価値が高いものや希少価値が高いものは
定価より上がっていくっていうのが一般的な市場価格だと思っています。
例えばの話なんですけれども
大切な人が余命一ヶ月の不治の病いかかってしまったとして
それを治せる医者が世界にひとりだけいたとします,
その医者は元々は他の病院と同じような値段設定で良心的な価格設定だったんですが
あまりにも腕が良く、どんな患者も治してしまうということで
あまりにも客が殺到しすぎてクオリティを保つことがままならぬようになりました。
そこで価格を上げることにしました
価格を上げることにより患者は減りましたが
クオリティーがさらに上がってしっかりとしたサービスを作ることができました
もしあなたの大切な人が不治の病から解放されるとしたらいかがでしょうか このサービスは高額ですが受けたいですよね
最高のサービスやものには
それ相応の価値を支払うのが当たり前だと私は思うんです。
十四代の値段がこのように上がっているっていうのは
このように最高のものと認められている状態で、
なおかつ、
生産数量が少ないからだと思います
60万でも売れるということは
それだけの価値があるということを
消費者が認めているということです。
転売が嫌なら、酒蔵が最初から価格をあげたらいいですよね
でもそれを酒蔵はしないんです
色々な要因があると思います
日本人ならではの和をもって尊しとなすみたいな精神があって
私の酒蔵だけそんなに値段をあげることができないとか
一般の方でも飲めるような日本酒でありたいという
ブランドのイメージも持っていたいということもあるかと思います
さらにいうと シリアルナンバーをつけることによって転売で 利益を得る人を阻止している酒蔵もあります
しかしそれもしていません。
現在の十四代シリーズの購入に関しては
一部の酒屋では抽選販売という制度を設けたり
一定額を買うと購入が可能という制度を設けたりして
十四代を定価で買うことがなんとかできるというところです。
あまりにも買いたい人が多いのでこの販売方法は1番の選択だと思います
そうしないと、十四代という商品について
最良の商品クオリティーと
ブランドイメージを維持できないんです。
このようにして値段そのものはあげていないけれども
結局本当に必要な人しか手に入らないようになっている日本酒なわけです
さらに言うと私は日本酒は
今の段階では世界を見据えた時にあまりにも安すぎると思ってしまいます
日本酒は安すぎる!世界を見よう!
ワインの場合はどうなのか
例えばワインについて話を広げていきたいと思います
ここからの話はあまり私も無知な部分が多いので
クボイツヨシさんというかたの「世界の高級ワインランキングBest10 から抜粋してお伝えしていきます。
ワインというのは世界的に最もプレミアの値段がついている
アルコールと言って過言ではないと思います
ワインについての主な価値付けはこの通り、

このようにワインというのは様々な要因があって付加価値を付けられています
特に付加価値の付け方が圧倒的なのはフランスで
日本での輸入総額が960億円と言われています
ちなみに2位は240億円でチリワインになります
そしてここでワインの中の王様の十四代にあたる商品
ロマネコンティについてお話をしていきたいと思います
例えば一般的なロマネコンティのスペックなんですけれどもこのようなスペックになってます

ロマネコンティの平均価格は165万円とありますが
一方で14代の値段は定価で15000円でさらに転売されて40〜60が限度です。
関税の件があるにしてもあまりにも幅が広いですよね
さらに言うとロマネコンティの中でも
現在日本にある最も最高級の部類に入るワインを見つけたので紹介したいんですけれども
こちらヴィンテージワインかわはらさんていうところのページなんですけども
こちらで見つけたロマネコンティは6リットル入りということでしたが
なんと3850万円でした
驚きの3850マン円、ロマネコンティの真実を確認→https://a.r10.to/hVUA7m
さらに上には上があるらしく5000万を超えるものもあるのだそうです。
あまりにも気が遠くなると思いませんか
これが世界と日本の価値づけ格付けの差なんですね
ワインの価格を決める格付けにおいて100点満点を獲得した一年だったそうで
この時のこのロマネコンティは特に最上級のものなんだそうです
ワインにおいては熟成というさらに付加価値を高める強みがあるので
このまま大切に保管していけばさらに値段が上がっていきます。
世界に誇るワインはこのように熟成や格付けそして産地などのブランディングを明確に行うことによってこのような値段がついているわけです
このようなワインを買う人は飲む用で買う人もいれば投資用として買う人もいるようです
日本酒においてもこのような価格決定をできるような VIP な日本酒が必要だと思います
これが世界で日本酒を広めていくためのとても大切な条件であると私は思っています
そして今回はこのような形で日本の最高の日本一世界の最高のワインについて比較をしてまいりましたが
これからの日本酒業界の今までの状況とこれからの発展とについても
お話をしていきたいと思います
日本酒業界の今とこれからの進化
現在日本酒の業界でも日本酒の価値を高めていくために
熟成日本酒研究会っていうものがあったり
楯野川の1%精米という究極の精米歩合の日本酒があったり
限定品 楯野川 純米大吟醸 光明(こうみょう) 720ml 山形県 楯の川酒造 日本酒
すでに今年は塾清酒が様々な酒蔵で出品されたりして
例えば宮城県の勝山に関しては30年熟成で30万円の日本酒が30本限定で今年リリースされました
しかし日本酒の全てが高くなるわけではありませんのでご安心ください。
一部のハイエンドクラスの日本酒だけ VIP 向けに
そのような超高級価格の日本酒が出されるということでございます
日本酒業界は今まで世界で戦うための価値づけや
ブランディングを怠っていました
昭和初期には7000ほどの酒蔵があったものが
今現在は1500ほどの登録で
しかも1500登録があってもその酒蔵たちが
全部今もしっかり生産しているかは定かではありません
そして今現在も減少を続けています
これは日本のアルコール離れや日本酒離れでさらに
日本の深刻な人口減少からくるものです
高い値段をつけることが全てとは思いませんが
日本酒業界のさらなる進化と
存続のためには
日本酒には新たな価値づけやブランディングが必要なのです。
今現在 一部の転売屋が利益を上げていることは私もどうかと思っていますが
新たな日本酒の価値づけのステージに進むためには
必要なフラストレーションのような気がします。
ということで本日は
日本の最高の日本酒と世界の最高のワインの価格設定の違いについてお話をしていきました
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★日本酒エバンジェリスト(伝道師)田中勝の活動HP、日本酒紹介のリンク付き、ブログはこちら→ https://www.japan-sake-evangelist.com/
★日本酒専門店をしています。
長崎県佐世保唯一の日本酒専門バー Time(タイム)
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★プロフィール★
長崎県の佐世保市で日本酒専門のバー、タイムというお店を経営しています。
全国津々浦々の日本酒たちを取り扱い、4000近くの日本酒を味わい、
また自らも酒造り、米造りを体験し、日本酒の奥深さ、魅力に取り憑かれています。
その体験、感動をもっと、多くの方に伝えたい。
用語や知識を羅列したような記事ではなく、
自らの体験談を基にした本当に価値のある日本酒の魅力を発信していくことに勝手に使命感を感じYOUTUBE、日本酒エンジョイチャンネルやノウハウのはてなブログをはじめました。
マスターのパーソナルホームページ、『日本酒エバンジェリスト田中勝』のページでは全ての情報を集約しています。
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